フローリングに細かい傷を付けてしまった場合、小さなものであれば自分で修理することができます。ディスカウントストアやホームセンターには、初心者でも手軽に扱える補修材が、比較的リーズナブルな価格で販売されています。しかし経年による摩耗や色褪せなどは、自己修理ができないため、専門の工務店に頼んで修理してもらう必要があります。フローリングの修理は単価4万円程度からありますが、材料費の他に人件費などもかかるため、総費用の価格帯は様々です。
また一般的に複合フローリングより、無垢材の方が高価になります。古い民家では針葉樹の無垢材が使われていることが多いですが、最近の家屋ではデザイン性のある複合タイプがよく利用されています。さらに複合フローリングは、床暖房にも対応可能という特徴があり、掃除も楽に行えます。ただし一度傷が付くとその箇所が目立つため、注意が必要です。
また熱や湿気によって、剥離する場合もあります。その点、天然の無垢材であれば湿気を自然に吸収するため、べたつくこともありません。見た目も味わいが深いですが、メンテナンスには手間がかかります。どちらも一長一短の性質があるため、用途に合わせて選ぶと良いです。
その他、床全体のフローリング材を張り替える場合は、幅木と呼ばれる部分も交換することになります。費用もそれだけかかりますので、工務店や施工会社でまず見積もりを取ってから、修理を依頼することが望ましいです。