フロアコーティングの最も大きな特性には、長期にわたり耐久性を維持できるという部分があります。例えば、ワックスによる皮膜の場合は、歩行や清掃によって磨耗してしまい数ヶ月で傷や汚れが目立ち、それと同時に光沢も損なわれてしまいます。しかし、耐久性が非常に高いフロアコーティングであれば、磨耗しにくく、長期間の光沢維持も可能となります。耐久年数については、コーティング方法により異なりますが、5年以上の維持が期待できる方法や、長いものであれば20年以上の維持が期待できる方法があります。
しかも、その間はワックスの塗装の場合に必要となってくる一定期間毎のメンテナンスが不要となります。勿論その耐久性を出すために効果な塗料と高い技術が必要となるため、料金は割高になってしまいますが、手間が格段に少なくなります。フロアコーティングでは、水に対しての耐久性も高く、コーティングが溶けたり剥がれてしまうといった問題がなく、汚れについてもワックスに付着した汚れを取る場合よりも簡単に落とすことが可能となります。そのため、日常の清掃をしっかりしておけば、常に光沢のある綺麗な美観を維持することが可能となってきます。
しかし注意点もあり、もし酷い傷などが発生し、コーティングを塗り直したり手直しが必要となってしまった場合、コーティング方法によっては、ワックスでの剥離洗浄のように皮膜を完全に除去することができない場合があります。