フローリングの修理を行う場合、一般の人は慎重に細かい傷から埋めていくことが多いものです。しかしこの方法では、最後に最も大きな傷に取り掛かる場合に周囲とのバランスが取れなくなることが多く、失敗してしまうことが少なくありません。その最も大きな理由は、細かい傷の修復に凝りすぎてしまい、大きな傷の修復に大変な労力がかかることになってしまうことが多いためです。細かい傷は比較的直やすいため、ついつい力が入ってしまい美しく仕上げてしまいがちですが、この部分を美しく最初に仕上げてしまうと後で他の部分を仕上げる際にバランスが取れなくなることが多いのです。
例えばしっかりと直そうとしてパテを埋め過ぎてしまい表面が盛り上がり、全体の高さを調節できなくなってしまったり、質感が合わなくなってしまうこともあります。また材料が足りなくなることもあり、残った部分に手が回らなくなってしまうことが多いのです。フローリングの修理を行う際には、はじめに全体のバランスをしっかり決めることが大切です。その上でまず、最も大きな傷から取り掛かり、その部分を荒く仕上げてしまうことが大切です。
その後細かい傷を荒く仕上げた上で、最後に全体のバランスを整えると言う方法が良い方法です。プロがフローリングの修理をする場合には、まずは大きな傷を軽く埋めてしまうところから始まることが多いものです。これはまず全体のバランスを整え、その上で最終的な仕上げをすると言う効率の良い修理の方法を習得しているためです。一見非常に大胆なように見えますが、フローリングの修理は始めは大胆に行い、最後に微調整を行うと言う方法が最も効率的で良い方法です。