木造建築の一戸建ては、雨漏りには注意が必要です。雨漏りは木材を腐敗させる原因になるからです。木材が腐敗してしまうと、害虫が繁殖しやすくなります。雨漏りによる湿気が過剰な状態になり、害虫が好む自然環境になってしまうと、木材の腐敗と腐食が相乗効果で進行してしまいます。

雨漏りは屋根が原因で発生するとは限りません。外壁塗装が劣化してきて、外壁のヒビ割れや亀裂した箇所から水が浸入してくることもあります。特に季節風が吹く地域では、強風で横殴りの雨が発生します。横方向に吹き付けてくる雨は、ヒビ割れや亀裂した箇所から侵入してきます。

ヒビ割れや亀裂した箇所は、外壁塗装で修繕することができます。古い塗膜をはがして、新しい塗膜を仕上げます。塗膜とは、塗料が乾燥して固くなった状態です。木造建築の一戸建ては、地震だけでなく強風に吹かれることでも揺れます。

一戸建てが揺れたときに、外壁塗装の塗膜も引っ張られます。耐久性が弱い塗膜は、引っ張られたときに破損してしまい、破損箇所がヒビ割れや亀裂になります。方向に関係なく、伸縮のある塗膜に仕上がっていれば、ヒビ割れや亀裂が発生しにくくなります。伸縮のある塗膜に仕上がるのが樹脂塗装です。

樹脂塗装を三回塗りで施工すると、伸縮の度合いも強まりますので、ヒビ割れや亀裂を予防し、横方向からの雨に対する雨漏りも予防できます。雨漏りしにくい外壁塗装のポイントは、固いだけではなく伸び縮みすることのできる塗膜と言えます。

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