外壁にトラブルがあると、内部の劣化につながることがあります。美しい壁が住まう人々や来訪者に対して心地よい雰囲気を与えてくれたり、温かく迎えてくれたりするだけでなく、風や雨そして日差しなどから建物を守る役割があります。このため、壁に手を触れると白い粉状のものが付くようになったり、洗っても落ちない汚れやひび割れ、はがれ落ちる状態がみられた場合には外壁塗装をし直すなどの補修が必要です。窓や扉の周辺にある外壁とのつなぎ目で、ひび割れが起きることは割りと多く、小さいものだとそのままにしてしまいがちですが、コーキングに生じた傷みだと、雨水などが内側に浸透しやすくなって、雨漏りや柱などが腐ったりカビが生えることもあるので、部分的な修理を行うことが望ましいです。
全体の修理をするよりも安価で済み、部分的に防水処理をするのであれば大きさや施工を行う個所の数にもよりますが数万で済みます。高級な外壁塗装材は、耐用年数も長く断熱や汚れを付きにくくするなど特別な効果がえられるものですから、決して損になることはありません。しかし、近いうちに引越したり建て替えの予定がある家に対して、15年から20年も持つような塗料を使ってももったいないですから、数年耐久性があるような安価で済む塗料を選択するべきです。外壁塗装を塗り直したばかりであっても、築年数が経過している家は経年劣化して耐久性が落ちてくる部分もありますから、下地や柱なども点検しておくべきです。